野良犬シロの思い出 裏切りの日

こんばんは、
ともやんです。
60才まで227日。

僕が小学生の時、昭和40年代前半の頃は、野良犬があちこちにいたものです。独り歩きの犬も結構いて、道ですれ違っったりもしていました。
また勝手に家に寄り付く犬もいました。
時々、野犬に襲われた、なんてニュースを聴いたりもしました。

また僕は見たことがないけど、野犬狩りという仕事もあって、野犬狩りの人が、野良犬を捕まえて檻のある車に乗せてどこかに連れて行っていました。

僕が小学2年か3年生頃だったでしょうか、ある日、歩いて20分くらいにある母の実家に行きました。

そうすると庭に白い犬がいました。
少し気の弱そうな優しそうな顔立ちの犬でした。
祖母に聴くとどこからかやってきた野良犬だそうです。

僕はシロと名付けてすぐ仲良しになりました。

その内、シロは僕に家に来るようになりました。
でも住み着くことはありませんでした。

母や僕、妹は可愛がりましたが、父は許しませんでした。

どれくらいの日々が過ぎたでしょうか、
そんなある日、近所のガキ大将が、シロは狂犬病だと言い始め、
石を投げたり追っかけまわしたりしました。

僕は、ガキ大将が恐くて、止めろと言えませんでした。
そして、ついにガキ大将が、僕にもシロに石を投げろと命令しました。

僕は、ガキ大将が恐くてシロに向かって石を投げてしまったのです。
もちろん当たらないように投げました。

その時のシロの表情が50年経った今でも脳裏に刻まれています。

僕は、シロを裏切ったのです。

それ以来、僕はシロを見かけなくなりました。
その内、母がシロらしい犬が、海岸近くで死んでいるのを見たと僕に教えました。

僕は、母の声をぼんやり聴いていました。

僕は、シロを思い出し、死ぬまで裏切りはしない、と誓いました。



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