こんにちは、ともやんです。
還暦まで22日。
僅か、2日間の旅行でしたが、
妻と娘二人との旅行は充実していました。
単に楽しいだけではなく、いろいろ考えさせられる面もあり、
いまさらながら旅は人を成長させるものだと思います。
今回は、その中でもガラスとの出会いを記したいと思います。
僕は長らく宝石のダイヤモンドを扱う仕事をしてきました。
海外に研磨済みのダイヤモンドの買い付けにも何度も行きました。
ダイヤモンドの素晴らしさ、特にその輝きに魅了された人間の一人です。
買付では、ダイヤモンドの輝きの素晴らしさを多くの人に知ってもらおうと、より輝きの良いダイヤモンドを買い付けることに力を注いだものです。
ところがダイヤモンドは高価であるためどうしても
人々には伝え辛い点がありました。
それは小さいということです。
1キャラットでも僅か0.2gしかなく、ラウンドブリリアントにカットしたものでも、直径わずか6mm程度しかありません。
輝きの良いダイヤモンドそうでないものを比較しても、
明確に分かりにくい部分があるのは否めない事実でした。
その一方で僕はガラスを素材にした作品や民芸品、アートなどに惹かれる自分がいることも感じていました。
理由は、単純で大きいからです。
誰でも肉眼で普通に観て楽しむことができます。
そんな思いも頭のどこに隠し持っていた僕ですので、
富山を訪れた際、「富山市ガラス美術館」の存在を知り、訪れたのは、
必然的な出来事だったと思います。
富山に着いてまずレンタカーを借りて、宿泊先のホテルに荷物を預けました。チェックインまではまだ2時間ほどあったのです。
そこに美大に通う、長女が、
「なんかガラスの美術館があるよ」
と教えてくれました。
美大生だけあって、その辺の感度はいいようですね。
場所を見るとホテルからも近いようです。
そこでまず実家に行き父に挨拶して、施設の母を見舞い、お墓参りをして、夕飯までの間、ガラス美術館に行くことにしました。
美術館は、開館からまだ2年で図書館と一体になった建物は、それはそれはおしゃれなデザインで、一日中いても、いや図書館には毎日通いたくなる、楽しめる空間です。
ちょうど企画展の「家住利男 削りの形」をやっていてその幻想的な美に感銘を受け、常設展では、僕好きなポップで、抽象的で、妄想的な作品もたくさんあり、画像は個人で楽しむだけと限定されているので、ここではアップされませんが、
公式HPでもご確認ください。
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そんなガラス美術館を楽しんだ翌日、僕らは金沢に行きました。
金沢で武家屋敷跡を見て回って、催しを行っている尾山神社の方に、向かって歩いている時、ある古本屋を見つけました。
お店の名前が
「オヨヨ書林」
面白そうなので、入ってみることにしました。
店内は広さ70㎡くらいあるでしょうか、古い倉庫を改装して使っているような感じで、女性が一人で本の整理をしていました。
音楽関係の本でもないかな、といろいろ観ていたら、
こんな本を見つけました。
「ガラスの楽しみ方」新潮社 渡部雄吉、弦田平八郎、五木寛之 他。
僕は、ガラス、五木寛之、そして金沢の3つのキーワードでこの本の出会いを大事にしようと購入しました。
これも何かの縁だったのでしょうか?
ガラスへの興味を強くした2日間でした。
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