定年後 高齢者が楽しめるカルチャーを考える

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五木寛之氏は、昭和7年生まれですから、今年確か87歳になられます。

毎月の様に新書を出されて、ご本人は、身体のあそこが痛い、どこどこがダメだなんて書いておられますが、その精力的な執筆活動、いや話されていることを文字起こししている本もあるので、正確にはご自分で書かれていないものもありますが、その高齢にして感服する次第です。

昨年の秋、NHKの番組で拝見しましたが、話し方も内容もしっかりしているので、この際100歳まで頑張っていただこうか、なんて無責任なことを想ったりもします。

さて、五木氏が最近出された本で、

「元気に下山」(毎日を愉しむ48のヒント)を読みました。

60歳を過ぎた人が読むと日々の生活に役立つヒントに溢れていておすすめの新書です。




定年後 脳トレよりも情トレ

読者の方から、こんな質問がありました。

“60歳を過ぎ、物忘れがひどくなってきました。この先、物忘れが認知症に発展しないよう、脳トレのようなことをやる方がいいのでしょうか?”

さて、この質問に対して五木さんの回答は、

まず、物忘れはそんな悪いことではない、というもの。
僕もそう思います。

次から次と新しいことを憶えるのですから、以前覚えたことは、なかなか出てこないのは当然のことです。

次に、「脳トレ」に関しては、五木さんは、「情トレ」が大事と回答しています。
情トレとは、五木さんの造語のようですが、つまり感情トレーニングという意味です。

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思いっきり笑ったり、泣いたりして感情を揺り動かすことが、柔軟な心を作り出し、ひいては豊かな人生を送ることにつながるのではないか、と書いています。



定年後 高齢者が楽しめる新しいカルチャーを

ところが、人類が生み出したカルチャー、つまり文学、音楽、映画、絵画などは、人生50年をベースとして作られてきました。

最近言われるようになった、人生100年を想定して作られていないという事実です。世の中を見渡せば、若者向けの青春小説や青春映画、マンガやアニメなどはあふれるほどあります。

僕は、五木さんが心配しなくてもそんなカルチャーはあるのではないか?と思います。

まず落語。

落語の真打となればそれなりに高齢です。
その話し方の味わいなどは、年をとってわかるものと思います。

そしてクラシック音楽。
若いころはロックやポップス中心ですが、ある年齢になるとクラシックが分かるようになります。

また演奏する指揮者なども高齢者が共感を呼ぶのではないでしょうか。

最後に

僕は、高齢者になっても心を動かすにはペットの存在もいいと思います。
特に猫はいいですよ。

その天真爛漫で、空気を読まない猫の行動は笑えます。




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