人前で話すことになると、汗ダラダラ、手ブルブル、目キョロキョロ。
どうにか頑張ってその場をしのいでみるものの、頭真っ白。
何を話したかも覚えていないし、その場にいた人の顔も名前も思い出せない。
つまり、絵にかいたようなあがり症なんですね。
さて、今日はあがり症を克服、というとおおげさですが、
軽くなる方法を考えたいと思います。
あがり症 克服 あがるってなに?
「人前で”あがらない”話し方」(三笠書房)の著者である、
鳥谷朝代氏によりますと、
“あがるのは話し方を学んでいないから
呼吸法や姿勢を見直すだけで変わります。”
鳥谷氏は、あがり症克服協会の代表理事をされている方ですが、
そんな鳥谷氏でも、以前は仮病まで使ってあらゆる人前から逃げていたそうです。
心療内科も催眠療法も効果はなく、結局鳥谷氏を救ってくれたのは話し方教室だったそうです。
以下、鳥谷氏のコメントを引用します。
“そこで分かったのは、そもそも学んだことがないのですから、話下手で当たり前。
なのに、自分は人前で話せないと決めつけていたんですね。
あがりの原因は、性格でも遺伝でもありません。
ゴルフもコーチをつけたほうが上達が早いように、話し方も”習う”ほうが近道。例えば、声や手が震える人は、もれなく体が硬く呼吸が浅いので、姿勢や呼吸の問題点を見直すと震えを止めることができます。
習慣やスキルを身につけることで、誰でも成長できるのです。”
あがり症 克服 約6割が苦手!
さて、人前で話をするのは得意ですか?
という質問に、以下の結果がシティリビングに記載されていました。
質問1:人前で話をするのは得意ですか?
とても苦手 :30.7%
ちょっと苦手:30.7%
人並み :22.5%
割と得意 :12.4%
得意 :3.7%
質問2:あがってしまうシーンは?(複数回答)
1位:スピーチ
2位:プレゼン時
3位:会議での発言
4位:初対面の人と会うとき
5位:飲み会
6位:ランチタイム
なるほどねぇ、つまり約6割の人が苦手なんですね。
良かった、僕もその6割の1人ですね。
あと、人並みってなんだろう。微妙ですね。
得意でも、苦手でもない、ということは、
やるときゃやるよっ!って感じなのかな。
得意な人が、約16%。
2割もいかないのか。
そんなもんですね。ふつう苦手だよね。
あがり症 克服 10の小わざ
もう、泣きそうになったり震えたりしないために
あがりに効く、10の小わざ
1、原稿を用意しても暗記はしない。
スピーチは、ノープランで成功するほど簡単なものではないですね。
原稿を書いて考えを整理し、できれば練習をしたほうがいいですね。
ただ、言葉が出てこなかったときに頭が真っ白になる危険性があるので、
暗記はしない方がいいですね。
2、本番前に「震えをなくす体操」
緊張すると体に力は入り、呼吸は浅くなりがちになります。
それが声の震えの原因になります。
本番前に肩を回したり、胸を開く姿勢をとるといいです。
肺に息がたくさん入るようになり、声がスムーズに出やすくなります。
3、原稿を読むときはひと言を添えて
スピーチで原稿を読むときは、始めに
『なにぶん緊張しやすいので、今日は原稿を書いてまいりました。読みながら話すのをお許しください』という言葉を添えると緊張が和らぎます。
4、椅子を引いておくと立ち姿がキレイ
出番が近づいてきたら、椅子を後ろに引いて浅く腰掛け、左右の足を前後に少しずらしておきます。この状態で待つと、スッと立つことが出来ます。
5、ジャケットのボタンで場慣れ感を演出
出番が来るまで、ジャケットや上着のボタンをわざと開けておきましょう。出番が来たら、ボタンを閉めながら立つと場慣れして見えます。
6、あがりを止める呼吸の練習
声の震えをなくすには、腹式呼吸の修得が必要。
深い呼吸が可能になり、声の震えを抑え、あがりにくくなります。
7、第一声は「改めまして」で始める
第一声を決めておくと、あがりません。
『改めてまして!みなさん!こんにちは!』
と言ってみましょう。
40年以上続いているMBSラジオの長寿番組「ありがとう!浜村淳です」で、
浜村さんが、「さて、みなさん!」と始めるのはあがり防止なのかな。。。
8、小道具を使って震えを上手に隠す
手が震える時は、あごにマイクをくっつけるといいです。
こうするとマイクが固定でき、震えていないように見えます。
9、見られるではなく見る
見ないようにしようとすると視野が狭くなり、かえってあがりやすくなります。
クルマの運転と同じで、視野を広くしたほうが体は緊張しません。
10、待ち緊張、あと緊張は、人の話を聞いて軽減
自分のことで精一杯で、順番を待つ間からうわの空、話し終わっても頭の中で反省会、
なんてしていませんか?
人の話をしっかり聞くようにすると緊張は和らぎます。
まとめ
あがり症は、性格の問題だと思って、半分諦めていましたが、
あがりは隠せることが出来ることが分かりました。
緊張=あがりではないのは目からウロコですね。
緊張はしていいだんよって言われて、
心が少し軽くなりましたよ。
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