死を見つめている猫がいます。
我が家の飼い猫コメ(14才オス)です。
1ヶ月ほど前から元気がなくなってしまいました。
そこで10日前の7月24日(月)に動物病院に連れて行きました。
そこで思いもしなかった診断報告。
お腹に大きな腫瘍が出来ていて、それが腎臓、肝臓を圧迫して
腎機能と肝機能が著しく落ちている、もう手遅れですね、
と言われました。
その腫瘍は腎臓そのものに出来ているのか、それとも別に出来ているのかわからない。
外科手術の可能性も残されているが、高齢なのと高額のためおすすめできない、とのことでした。
我が家では、家族で話し合って、最期まで一緒にいてやろうということで話がまとまりました。
※大好きな妻の膝の上で(8月1日撮影)
家族は毎日話しかけたり、撫ぜてやったりとしています。
名前を呼ぶと、いつものように尻尾で反応していれる。
撫ぜてやるとのどを鳴らす。
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食欲はすっかりなくなって、ペースト状のものを半分くらい舐めるくらい。
妻によると昼間、家の中をウロウロしているらしい。
もしかして死に場所を探しているのかもしれない。
猫は家族の知らない場所で死ぬとかは前から聞いていたし。
キラキラしていた瞳も衰えたと言えど、まだ輝きを失っていない。
この瞳で何を見ているのか。
死を前にして何を思うか。
切ないけれど、いつか自分自身にも訪れることを
コメの眼差しに合わせて思うこの頃です。
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