こんにちは、
こめまるです。
次女が、住友グループの某電機メーカーに就職。4月3日(月)に入社式。4日が健康診断、5日から研修が始まったが、6日に朝起きて来ないので、起こしに行くと6日と7日はオンラインでの研修だとか。
「もう、よしおが鳴くから向こうに聞こえちゃう!」と研修中は、次女から締め出されたよしお。ちょっと不満気に次女の部屋の方を眺めていた。
眠れない日に寄り添ってくれた猫
「会社、止めようかなぁ。でも収入がなぁ。。。奥さんは、近くにコンビに出来るからそこでバイトすれば?っていうけど、いくらもらえるんだろう。。。よしおどう思う?」
と僕は、来て半年ほど経ったころよしおに、そんなことを言っていた。よしおに言っても困っただろうけど。
「よしおを見ていると話したくなるんだよ。黙って聞いてくれるから。」とも僕は彼に伝えてみた。よしおは、別に聴いているわけじゃないんだけど、それっぽく僕の方を見ているだけなんだけど。
ある日、寝つきのいい僕が、どうも眠れなくなり、「どうするかな、辞めようかな、やっぱりもう一年かな、云々。。。」と僕はぶつぶつつぶやいてばかりいた。
朝、僕は眠そうに「よしお、じゃあねぇ。今晩は早く帰るから」と言って出て行った。
その夜、早く帰ってきた僕はよしおにエサをやりながら次のことを伝えた。
「再雇用2年目も契約することにしたよ。要望は受け入れられなかったけどさ。」とつぶやいた。
これは再雇用2年目の契約に際して、フルタイム勤務ではなく、週4日にしてもらえないか?と相談していたのだ。
退職後 家にいる日々
そんなことがあってから1年も経たないうちに僕は平日の昼間も家にいるようになった。38年近くも働いた会社を退職したのだ。
朝は相変わらず早いが、慌てて家を出ることもなくなった。その代わり洗濯物を干したり取り込んだりするようになった。ただ、午後になるとアルバイトだと言って家を出る日もあった。
その内に新型コロナウィルス禍となったり、上の女子が結婚するとかで若いお兄さんがやってきたり、息子がまた戻ってきたりした。
その内、長女は結婚して千葉に行き、息子も東京に行くとかで出て行った。
おばあちゃん猫のみゅうさんも22歳という高齢で逝ってしまった。
そしてよしおが4歳になったある日、夫婦と次女の3人で引越すことになった。
新しい家は、階段があり、よしおとまると追っかけっこして楽しんでいた。
※次女に締め出されて不満げなよしお
そしてより僕は家にいる時間が長くなった。
妻は、相変わらず鼻息荒く忙しくしているが。僕は「妻、元気で留守がいい」とブログにも書いちゃったけど^^
一つだけよしおを困らせていることがある。それは僕が弾くヴァイオリン。僕は引越す前からヴァイオリンを始めたが、未熟だからなんせ音がひどい。だから練習を始めるとよしおはすぐ他の部屋に逃げてしまう。
最近は少しマシになったかな。僕の目標は、よしおがすやすや眠ってくれるようなヴァイオリンを弾くことなのだ。まだまだだけど。
よしおの飼い主のつぶやき
よしおの飼い主、こめまるです。
僕とよしおの日々を記してみました。
僕は、2017年9月末で新卒で入社した会社を37年4ヵ月勤めて定年退職した。そして翌10月1日より1年契約の再雇用で働き始めた。
実は定年になる約1ヵ月前に我が家のアイドル的存在だった「こめ」という猫が14歳で病死。特に妻になついていて、妻は一時期ややペットロス状態だった。妻だけではなく家族全体が少ししゅんといていたかもしれない。もちろんその時点でみゅうとまるという猫が二匹いたのだが。それだけ「こめ」の存在が大きかったのだろう。
そんな時、長女が友人経由で、面白い猫がいるらしいよという情報を仕入れてきた。それがよしおだった。
よしおは穏やかで優しい性格の猫で、身体も大きいし、毛並みももふもふなので存在感がある。また人間の食べ物に興味がなく取ったり、盗んだりは一切しない。だから家族との食事の時もまるでぬいぐるみのようにテーブルの上に座っている。
その影響か、同居猫のまるも大人しくなってきた。
養老孟子氏が、愛猫まるとの18年間の思い出を綴った本『まる ありがとう』がある。東京大学名誉教授の養老先生が、たかが猫でどんなことを書いているんだろうか、と思って読んでみると平易な文章に関わらず深い内容だ。まるの存在が、養老先生の思索をより深めているように感じる。わかりやすい哲学書のようでもある。
養老先生と言えば解剖学の権威。そんな先生が、どうしてまるが我が家にやってきたのか?なんであいつと関係を持ってしまったのか?仏教ではそれをご縁というが、どこでその縁がつながったのだろう、なんて書かれているのが面白い。
そこから考えると、よしおはなんで私が定年になってすぐやってきたのだろう。どうしていつも一緒にいるのだろう、どうしてこいつといるだけで落ち着くのだろう。
飼い猫の平均寿命は15歳前後。よしおがその年になる頃は、私も生きていれば後期高齢者になっている。どんな境地になっているだろうか。
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