こんにちは。
こめまるです。
定年退職後に、何か資格と取ろうと思っている人は、ある一定数いらっしゃるようです。
yahoo!知恵袋を見ていると、定年を目前にした男性から次のような相談が寄せられていました。
内容は以下の内容です。
自分は、サラリーマンですが、大学(文系)卒業後に身に着けた専門的知識や技術があるわけではなく、法律や経理の知識があるわけでもありません。
いずれにしても一からの勉強になるとおもいます。
定年退職後にボケ防止と人生にメリハリをつけていく目的もあっての資格取得ですが、年金生活の足しになるていどの収入獲得にもつながるとよいなあとおもいつつ、お尋ねします。
おすすめの資格はありますでしょうか。
これについて考えたいと思います。
定年退職者 資格取得 目的によって違うおすすめ度
僕の小学校からの友人で、僕と同時期に会社を退職して半年間ほどの農業の研修を受けている男性がいます。
その連絡がきたとき、彼と農業が繋がらないので聴いてみました。
答えは、興味が多少あるが、一番の理由は新しいことに初めて脳の活性化を図ること、つまりボケ防止だよ、と言っていました。
彼は僕とは違い、大企業に勤めていて退職金も良いはずですから、そんな余裕もあるのでしょう。
まず、定年退職者の資格取得は、目的によってそのおすすめ度は違います。
結論から言うと、定年退職者が稼ぐために一から資格取得とすることには反対です。
時間とお金の無駄です。
特に相談者の様に全く新しい分野の資格を取ろうというのは無駄な努力だと思います。
なぜなら、資格=収入ではないからです。
資格を取ったからそれがすぐに稼ぎになりません。自分で顧客開拓をしなければなりません。また資格を武器に就職という手もありますが、かなり限定されます。
次に僕の友人や相談者のもう一つの目的であるボケ防止ということで、割り切って新しいことに挑戦することは大賛成です。
もし、相談者さんに経済的な余裕があれば、ボケ防止と割り切ってやればとても良いことだと思います。
定年退職者 資格取得 有効な取り方とは
僕の会社時代の先輩で、個人でジュエリーの販売をしている人がいます。
先日その先輩に会った時に、「今ほど、GIA G.G.が役立っていることはないよ。」と話していました。
GIA G.G.とは、米国宝石学会の鑑定士(Gemological Institute of America Graduate Gemologist)の資格です。
元々、先輩も僕も現役時代は、ジュエリーの会社で長年働いていました。この資格は、先輩も僕も現役時代に取得しました。とは言っても、現役時代は特に役に立ったという記憶はありません。
しかし、先輩曰く、自分でやるようになって資格が信用に?がったと話しています。
つまり、会社員として長年やってきた仕事や技術を定年退職後に個人でやろうという人には資格の取得は有効だろうということです。
実務のことはなんでも分かっているが、個人でやることで信用があまりない場合は、資格というもは有効だということです。
定年退職者 有効と思われる資格
せっかくなので、相談者に寄せられたおすすめの資格も記載しておきます。
なお、これはあくまで転記レベルですので、もしの資格を取ろうと思うなら、費用や取得期間、またその後の生活に活用できるかどうか良く調べて挑戦されることをおすすめします。
(1)ビルメンテナンス4点セット:第2種電気工事士、危険物取扱者(乙4)、第3種冷凍機械責任者、2級ボイラー技士)。
ビルメンだったら、定年退職者も結構働いています。
ビルメンテナンス会社勤務の方から。
(2)司法書士、行政書士
(3)運転免許からで大型二種、大型特殊自動車、牽引自動車、第一種衛生管理者、危険物取扱者乙4、乙6、フォークリフト運転、車両建設機械運転(整地、運搬、積込、掘削)高所作業車、玉掛け、ショベルローダー運転、不整地運搬車運転、ローラー運転、有機溶剤取扱作業主任、酸素欠乏硫化水素危険作業主任、特定化学物質四アルキル鉛取扱作業主任、粉塵作業、刈払機取扱作業、荷役運搬機械等によるはい作業、食品衛生責任者などです。
凄いですね。この方は実際に全て取られたようです。
最後に
資格がないと出来ない仕事があります。
例えば、医者、弁護士などなど。
しかし、定年後に資格をとって稼ごうというのは、ちょっとおかしいと思います。
なぜなら、現実的に定年後に取ることができる資格は限定されるし、つまりそんなに難しくない資格で、しかもある程度簡単に取られる資格は、持っている人も多いからライバルが多いわけです。
そしてニーズとしては、資格を取ったばかりの定年退職者よりも現役世代の方が圧倒的に高いわけです。
だから、僕は定年後に稼ぐための資格は無駄だと思います。
現役時代に身に付けた仕事にプラスαが良いと思います。
ただ、新しいことに挑戦することは素晴らしい事だとと思いますので、やるなら覚悟を決めてやることをおすすめします。
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