終わった人 映画上映も行く気がしなかった だってストーリーが。。。

内館牧子著「終わった人」を読んだのは、半年ほど前でしたでしょうか。

それなりに面白く読んだけど、
突っ込みどころ満載でしたね。

何と言っても舞台設定です。

主人公の田代壮介氏は、東大を出て、メガバンクのナンバー2まで登りつける。
しかし、出世争いに負け、子会社に出向、常務として63才で定年を迎える。
年収がなんと1,300万円。

一人娘は既に結婚して、妻は、美容院の仕事に充実している。

映画は期待してというよりも、どうせ、そんなもんだろうという
落胆を期待して観ようと思っていましたが、
なかなか時間がなくて観に行けなかったし、

意外と早く上映も終わったように思います。




「終わった人」の時代は、終わったんだよ

配役も問題で、役者さんに何も恨みはないけど、
主人公の田代壮介氏が、舘ひろし、奥さん役が黒木瞳。

そりゃないよ、現実味がなさすぎるって。

舘ひろしは、小説の年齢設定より多少年上だけど、
カッコよすぎでしょ。

そして奥さん役に黒木瞳にしては、小説の設定を同じ年齢で、
しかも小説内でも、チャーミングでまだまだいけると表現されていて、
配役としてはぴったりですが、

現実的に奥さんが、黒木瞳だったらと思うと、
僕なんかはしょっちゅう一緒に出掛けたくなるね。

はっきり言って、田代壮介氏は、現代の憧れです。
いまは終われない人ばかりなんですから。

そう長年、中小企業に勤め、
定年を迎えて、多少の退職金をもらっても
生きていくためには、働き続けなければいけないのです。

だって年金だって十分ではないし、
受け取れる年齢もどんどん先送りになっています。



定年を迎える状況は年とともに変化している

最近読んだ、定年をテーマにした小説が、
重松清著の「定年ゴジラ」内館牧子著の「終わった人」です。

でも現代そして近未来から考えるとかなり古いと思わざるを得ません

なぜなら、ともに定年になってやることがなくて困っている、悩んでいるからです。

つまり、何もしなくても生きていけるのです。

しかし、僕の世代はもちろん、これから定年を迎えるひとたちの多くは、
やることがないの反対で、働き続けなければならないという悩み、
そのために何をしていくか、同じ会社で再雇用を選択しても65歳まででしょ。

人生100年時代、なんて勝手なこと言われて、平均寿命も延びていますから、
65才で働けなくなるとか、再就職とかも辛いですね。



まとめ

結局、実際に現在定年を迎えた人やこれから定年が現実味となる人たち以外は、
定年=やることがない、とまだ思われている節があるし、

「終わった人」がベストセラーになるのは、団塊の世代前の人たちか、
大企業に勤めてきて退職金もたんまりもらって、
なにもしなくてもいい人たちのノスタルジーを刺激しただけの小説だと思います。

だれか、終われない人たち、というルポルタージュとか小説書いてくれないかな。。。




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