こんにちは。
こめまるです。
そこかの求人サイトのコマーシャルか忘れましたが、
「俺、正社員になる」
と若い男性が、自分の恋人にいうシーンがあります。
このCMを見てつい突っ込んでしまうのですが、
まず、正社員になってから言えよ、と言ってしまいます。
でも、今日のコラムは、逆に突っ込まれそうな
「俺、ライターになる」
なんです。
お前、ライターになってから言えよ、と言われそうですが、
自分のことは棚に上げたくなるのが、人情というものでしょう。
定年後の失業者のたわ言
僕は、大学を卒業して新卒で入社した会社に律義にも35年6ヵ月勤務して、定年まで勤めあげました。
定年数年前から定年後は好きなことをやるとわめいていましたが、結局、収入の金額を考えて、軟弱にも再雇用を選んでしまいました。
収入は、現役時代の約七掛けで、大企業などは半分になるということから比べれば、まだ下げ幅は少ないですが、中小企業でもともと高くない給料ですからたかが知れています・
ただ、金額だけ見ればなんとか生活できる金額で、再雇用も悪くないなと思い1年間続けました。
しかし、面白くないのです。
現役時代からのしがらみにも縛られ、何と言っても経営者が好きになれません。
そんな鬱々とした気持ちで、このまま朽ちていくと思うと辛くなりました。
今際の際に、俺は最後に好きなことに挑戦できた、か、65歳までしっかり40年間働いた、と、どっちが満足するかと考えたら、やっぱり前者でした。
そして辞めることにしました。
つまるところ会社に愛と敬意を持てなくなったのです。
そんなことで今年の7月末に37年と4ヵ月勤務した会社を退職しました。
退職後は、自営とアルバイトでスタートして40日が経ちました。
でも長く勤めた会社を辞めても開放感はありません。だって収入はガタ落ち。
退職と同時に始めたアルバイトと退職前から続けているライター業で僅かばかりの収入と貯金を崩しての生活が始まりました。
ただ好きなことをしているという喜びはあります。
定年後の失業者 俺ライターになることにした
僕が、個人事業主になったのは、昨年の10月ですからもうすぐ丸1年になります。
大した収入は大したことはありません。
個人事業主に届けた業種は、インターネット広告業、つまりアフィリエイトです。
ただ、アフィリエイターと名乗るにはまだ収入も少ないので、人に聴かれたらなんて言おうかなと考えてたら、変な本に出会ってしまいました。
その本は、これ
「読みたいことを、書けばいい。」
人生が変わるシンプルな文章術 田中泰延著
この人、僕と同じ大学出身で年齢はひと回り下。
そんな後輩の次の言葉に乗せられました。
「書くことはたった一人のベンチャー起業」
このコピーに僕は心を捕まれました。
さすが、田中氏は電通で24年間もコピーライターをしてきた人です。
取り合えずこの一読しました。参考になりましたし、勇気も与えられました。
この本をしゃぶるように読んでなぞって行こうと思います。
僕はこの人の本がとても信用できるのが、文章を書くにはそのテーマへの愛と敬意を感じないと書けない、と書いてあったからです。
僕が気づけなくてもやもやしていたことです。
そう、書けない時は、そのテーマをいろいろいじって愛と敬意を感じる部分を探せばいいのです。
僕は勤める会社に愛と敬意を感じていたので、定年まで働きましたが、その後急にそれを感じなくなったのです。
最後に
僕は、毎日いくつかのブログにいろいろ書きなぐってます。
いやキーボードを打ちまくっています。
しかし、自分が読みたい文章を読んでいるか、というとそうではありませんでした。
この本を読み始めたのは1週間ほど前。
自分が読みたい文章を書くことを心掛けるようにしました。