おじさんは荒野をめざす

高齢者ドライバー 自分だけ大丈夫はありえない 現実を直視すべき

会社の昼休み。

僕と同じく定年退職して再雇用で働く先輩と
たまたま同じテーブルになり、

久しぶりだったので、
話が盛り上がりました。

先輩は、僕より1歳年上の62歳。

直属の先輩で、上司でもあった人で、
もしかして、会社内では一番付き合いの長い人かもしれません。

さて、気が付けば、いつまで車の運転する?という話題になっていました。




高齢者ドライバー 考えられないミスをする

先輩「最近、また高齢者ドライバーの事故がニュースなっているね」
ぼく「そうですね。今日、熊本で歩道を走り続けた高齢者ドライバーの報道がありましたね。」
先輩「俺たち、いつまで運転できるかな」
ぼく「僕は、65歳か70歳、と考えています。」
先輩「意外と早いね」

などという会話でした。

実際、その時のTBSひるおびでは、歩道を走る高齢者ドライバーの目撃情報を取り上げていました。

高齢者ドライバー 危険なのは他人を巻き込むこと

熊本の歩道を走り続けたドライバーに関しては、
特に関連する事故の報告はないようでした。

報道の内容から、実際に走っていたドライバーは、
これだけ世間で話題になっているとは気づいていない可能性もあります。

でも、実際に歩道を走っている動画を撮られているので、
もしかして警察が捜査しているかもしれません。

さて、高齢者ドライバーが怖いのは、
意識しないでやっていることだと思います。

よく、ブレーキとアクセルを踏み間違うとありますが、
それは当然意識してではなく、無意識というか訳が分からないうちにやっていると思われます。

数か月前、横浜で80代のドライバーが、小学をはねて死なせるという痛ましい事故がありましたが、TVで観て、加害者の高齢者ドライバーは、よくこれで運転していたなと感じるくらい、見るからに衰えが見える人でした。

しかも家族は運転を止めうるようにいっていたそうで、そんなわがままな高齢者ドライバーに命を奪われた小学生にことを思うと、やり切れなくなります。



高齢者ドライバー そのうち強制的な取り上げになるかも

現在、高齢者ドライバーの免許証返納は、あくまで自主的なものです。
しかし、僕が怖れるのは、高齢者ドライバーの事故が増えれば、

もしかして強制的に取り上げる、または試験を厳しくするなど、
踏み込んだ法改正になるかもしれない、という可能性があるからです。

一部のわがままで、自分の過信しているドライバーのために
クルマを必要とする地域の人の免許証が取り上げられるかもしれないからです。



最後に

カーマニアで有名な作家の五木寛之氏は、現在86歳にしてかくしゃくとされていますが、
五木氏が、免許証を返納したのは、60代の半ばだったそうです。

50代後半の時に、いつも走る首都高速のカーブで僅かに感じた違和感から、
自分の衰えを感じ、それがきっかけとなったそうです。

人間、50代にもなれば、誰でも、100%衰えがやってきます。
それは恥ずかしいことでもなんでもなく、生き物の宿命なんです。

どうか、クルマは走る凶器だということを
再度思い返してほしいと思います。



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