おじさんは荒野をめざす

70才定年で心配する現役世代へ

こんにちは。
こめまるです。

どれくらいの人が心配しているか定かではありませんが、

定年制が70歳になることで、現役世代しかも30代くらいのサラリーマンが、悲観しているコメントを数回観たことがあります。

悲観して傾向としては次に2つです。

1、高齢者が長く働くことで、自分たちの仕事やポストが奪われたり回ってこないのではないか。

2、自分たちの世代は、確実に70歳まで働かなければならない。

僕個人の意見としては、悲観的に考えすぎだと思います。
むしろこんなことより、別の心配をした方が良いと思います。

以下僕の考えを記します。

70歳定年でも現役世代は大丈夫

60歳未満の定年制が法律で禁止され、施行されたのが1998年のことです。
そしてその15年後の2013年に希望する従業員全員を企業は65歳まで雇用する義務化が施行されました。

そして現在、それが70歳までに延長されるということが閣議に決まったというニュースをネットで見ました。

それに対して、現役世代、特に30代のサラリーマンからネガティブな意見が出ているのを数件読みました。

ひとつは、高齢者に自分たちの仕事が奪われる、または高齢者が長く働くことで仕事やポストが回ってこないというものと、自分たちもこれからまだ30年以上も働かなければならないというものでした。

まず、定年後再雇用で2年ほど働いた僕としては、企業はそんなに甘くないということです。
能力の落ちた高齢者をいつまでも変わらぬ報酬で使うとは思えないということです。

だから現役世代は、しっかり自分の仕事に磨きをかけることです。

しかも年功序列的な給与体系もほぼ崩壊しようとしています。
仕事が出来ないのに給料だけ高い中高年社員はいなくなりつつあると思います。

現在30代の会社員は、あと10年以内に60才過ぎの定年または定年予備軍の部下を持つことになります。

そういう海千山千の部下たちを指揮して働かせなければならないのでむしろその能力を身に付けることが大変だと思います。

70歳まで働くことは楽しい

僕の知り合いの70代、80代の人たちは口を揃えて、もっと働きたかったといいます。
働けなくなって仕事の尊さ、働けることの喜びが分かるようになったわけです。

ところが30代~40代というのは、仕事の楽しさもわかってきますが、もっともハードで大変な年代でもあります。

だからこんな仕事があと20年、30年も続くと思って嫌になるのはわあります。
でも僕自身の経験からは50代も後半になってくると70歳まで働けるなら働きたいと思うようになります。

故郷は遠きに在りて思うものという言葉がありますが、仕事もそうで多忙な真っ只中にいるときは、大変だから先のことは考えられなくなりますが、仕事の中心から外れるようになるとかえって長く働きたいと思うものだと僕は思います。

まとめ

会社の中高年社員をみて、自分の仕事やポストの心配をするよりも、もっと多彩な仕事が出来るようになった方がいいです。

会社の業務だけではなく、副業などを始めてみるのもおすすめです。
僕が長年勤めていた会社は副業は禁止でしたが、もうそんな横柄な会社はなくなっていくでしょう。

しかも終身雇用も年功序列もなくなって行く方向なので、会社にしがみつかなくても生きていかれることに挑戦した方がずっと有意義だと思います。



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