おじさんは荒野をめざす

定年後 インターネットで叶えた僕の夢

こんにちは。
こめまるです。

僕は、人間は、いや多くの生き物は夢や希望や楽しみがあるから生きていると思っています。

また生きるということは、嫌なこと、辛いことなどが8割で、残りの2割が楽しいこと、嬉しいことだと思っています。

だから、37年間という長いサラリーマン人生を歩んでこれたと思っています。

さて、僕には少年の頃から憧れていたことが、いや夢といった方がいいかな、
とにかくそういうものがあり、これがインターネットの出現により実現可能になりました。

今日はそういうお話をしたいと思います。

少年時代に夢見た仕事

僕は、小学生の高学年の頃から、クラシック音楽が好きでした。
当時は、テレビでNHK交響楽団の番組を観るのが好きでした。

たしか土曜日の午後やっていたと思いますが、その番組を観るために友だちと遊ぶ約束もしないで、家に帰ってよく観ていました。

いまから50年ほど前のことで、当時のNHK交響楽団の指揮者は、岩城宏之さん(1932-2006)と森正さん(1921-1987)で、僕は特に岩城さんの指揮姿を観るのが大好きでした。

当時、岩城さんは30代の後半で若く、表情豊かで躍動的な指揮をされていて、音楽そのものよりもそんな岩城さんの姿を観るのが楽しみでした。

そんな僕も中学生になり、お小遣いを貯めて初めて高額なものを買ったのが、LPレコードでした。当時のLPレコードは、物価に比べ非常に高額で、大体1枚2,500円から3,500円していました。

厚生労働省の資料で見ると、1970年の大卒初任給は、39,900円です。
その時代の3,000円前後ですから、今の物価からすると2万円位もする感覚です。

初めて買ったLPが、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏で、ベートーヴェン交響曲第5番”運命”とチャイコフスキー交響曲第6番”悲愴”のカップリングでした。

そして本屋で『世界の名曲とレコード』志鳥栄八郎著という本を買って、それこそレコードも本も擦り切れるくらい、ボロボロになるまで読んだものです。

そしていつしか僕は、クラシック音楽の名曲や名演のレコードを紹介する音楽評論家になりたいという夢を持つようになりました。

夢は忘れ現実に流されて

その後、僕は高校生になり大学に進学し、一般企業に就職して普通のサラリーマンになりました。

学生時代、クラシック音楽とは、しばらく疎遠になりましたが、社会人になってから収入も安定するようになり、少年時代に小遣いがなくて出来なかったレコード、いやCDの収集を始めたのです。

80年代になりCDの時代になると、LPレコードも中古店で安価に手に入るようになっていました。

またクラシック音楽のコンサートにも行くようになり、朝比奈隆さん(1908-2001)のコンサートには何度か行ったものです。

そしていつしかLPやCDのコレクションも1,000枚以上になりました。

ただ、その頃は僕はただ一人のクラシック音楽の愛好家でしかありませんでした。

しかし、時代は変わりインターネットの時代になり、自分が直接多くの人に自分の意見や主張を発信できる時代がやって来たのです。

クラシック音楽の名曲や名盤を伝えたい

インターネットで自分の意見や主張を発信する方法は、現代ではいろいろありますが、僕はブログを選択しました。

無料ブログなら簡単に始められます。

そこでとりあえず始めたのが7年前。
当時は、とにかく自分がいいと思う曲や演奏をブログに書いて誰かが読んでくれればよかったのです。

そして数年が経ち、無料ブログでは飽き足らず、自分でサーバーとドメインを取得して、そこにグーグルが運営するアドセンスという広告を貼って、自分が書いた記事を読んでもらえば、多少の広告収入が入るようにしました。

収入になるということで、記事の内容もきちんと調べてしっかり書くようなると思ったらからです。

独りよがりの記事では、誰も読んでくれません。
いくら、インターネットにつながっていると言っても無数の記事の中から自分の記事を選んでもらうことは出来ません。

それには、検索してもらえるキーワードとファンになってもらうための内容の濃い記事を書かなければなりません。

つまり報酬を伸ばすことが、自分の記事の充実にもなるということです。
まさにインターネットの出現で、少年時代の自分の夢がとりあえず叶えるところまできました。

しかし、現役のサラリーマンではなかなか時間がありません。
そこで僕は、定年後再雇用で働いてのですが、思い切って退職し、現在アルバイトしながら毎日クラシック音楽系のブログを更新しています。

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まとめ

メディアでは、インターネットの害についてよくニュースで取り上げています。

僕はいつも思うのですが、インターネットは道具です。
問題は、使う側の人間にあるのです。

僕は若い頃オートバイに乗るライダーでしたが、暴走族対策で、オートバイを取り締まるのは本末転倒なのです。

道具には責任はありません。便利なものには必ず裏表があります。

僕にとってインターネットは、定年後の夢を叶えてくれた道具なのです。

良い時代まで生きて来れたことに感謝します。

ちなみに僕が運営するクラシック音楽のブログは、

クラシック名盤 感動サロン、で検索してください。



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