モーツァルト・レクイエムの感動に涙したザルツブルクの夜

音楽
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こんにちは、こめまるです。

ヨーロッパ演奏旅行二日目。
5月28日(木)の記録です。

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ザルツブルクの朝の自由時間

今回の演奏旅行は、かなりの強行スケジュールでした。

26日深夜23時に成田を発ち、翌27日早朝6時にヘルシンキへ到着。
ヘルシンキは憧れの街でしたが、観光の余裕はなく、短時間でのEU入国審査とミュンヘン行きの便へのダッシュで幕を開けました。

成田からヘルシンキまで約13時間、そこからミュンヘンまで約2時間半のフライト。
さらにミュンヘンからバスで160kmの移動を経てザルツブルクへ。

いつも西から東へ飛ぶと時差ボケはやはり身体に堪えます。
しかし、日本からヨーロッパに行く、東から西へ飛ぶときは時間の感覚が面白く、あまり苦になりませんね。

ザルツブルクの早朝散歩

日本での朝型体質と時差の影響もあり、ツアー3日目の28日は、午前3時に目が覚めました。

さすがに散歩には早すぎたので、6時半の朝食まで部屋で過ごします。
ホテルのバイキングは、卵料理やベーコン、新鮮な野菜などより取り見取り。
写真を撮り忘れたのが唯一の心残りです。

お腹を満たし、朝のザルツブルクの街へ繰り出しました。

朝市の瑞々しさ

7時半頃、外へ出ると子供たちの登校時間でした。
小学校と思われる建物の前では、子供たちや送迎する親たちの微笑ましい姿が見受けられます。

※小学校の校門前(多分)


※朝市の模様

賑やかな朝市には新鮮な野菜が並び、特に親指ほどもあろうかという立派なアスパラガスが美味しそうでした。
翌朝にはこの街を発つため購入できなかったのが残念です。

ヴァイオリン教室の先生が「ザルツブルクに住みたい」と言っていた理由が、街を歩いて少しわかった気がしました

ミラベル庭園から歴史を感じて

朝市を後にしてミラベル庭園へ向かうと、単独行動派の仲間、Hさんと遭遇。
彼はこれからホーエンザルツブルク城へ登るそうです。
僕は2024年に登ったので、今回は見送りました。


※ミラベル庭園。上の写真ではホーエンザルツブルク城を望む

その後、ザルツァハ川の近くでKさんご夫妻に会い、カラヤンの生家を案内。
川沿いの立派な4階建ての建物で、現在は銀行として使われていますが、庭には指揮をするカラヤンの銅像が佇んでいます

旧市街へ足を踏み入れると、ホーエンザルツブルク城を背景に、馬車が行き交うチャーミングな町並みが広がっていました。

アーケードを通り抜け、モーツァルト像のある広場へ。
周辺が工事中だったのは少し残念でしたが、この小さな地方都市が、7月中旬からの音楽祭でどれほど熱気に包まれるのかを想像せずにはいられません


※旧市街地と建物の中のアーケード

※モーツァルト像


※ザルツブルク音楽祭の予定表

※ザルツブルク音楽祭の会場

3時間ほど歩き回り、午後からのゲネプロに備えてサンドイッチを買い、部屋で軽く昼食をとりました。

モーツァルトのレクイエム本番

午後1時半、正装に身を包み、会場のモーツァルテウム大ホールへ移動しました。


※モーツァルテウム大ホールと筆者

オーケストラのリハーサル

本日のプログラムは、まずモーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』から。合唱団の代表・Yさんがチェロを演奏します。
チェロやコントラバスは輸送費が人間一人分かかるため、現地レンタルとのこと。

リハの合間、男性控室にモーツァルト夫妻の絵が飾られているのを見つけ、歴史の重みを感じました。

※多分、モーツァルトと妻、そして父親。そして母親の肖像画と思う。

緊張と感動の本番

午後6時、いよいよ本番です。

緊張はありましたが、目標としていたこの舞台に立てたという実感が支えになりました。
客席の埋まり具合は6割程度と少し寂しさもありましたが、観客の音楽を聴く姿勢と、演奏者へのリスペクトは最高のものでした

残響のあるホールに合わせ、指揮の横島氏は遅めのテンポを選択。
これまでの合わせでは感じたことのない深い一体感に包まれます。

エンディングの瞬間。
指揮者が最後を締めくくり、数秒の静寂を経てゆっくりとタクトを下ろします。
そして、オケ、ソリスト、合唱団を一人ずつ慈しむように見つめ、ゆっくりと観客席へ振り返りました。

その瞬間、万感の拍手が湧き上がりました。
曲が終わってからの約10数秒間、誰一人フライングすることなく余韻に浸る観客の姿に、僕は感極まってしまいました

アンコール曲の『アヴェ・ヴェルム・コルプス』は、涙でむせびながら、それでも何とか歌いきりました。
楽屋に戻ると、仲間も同じ思いだったことを知り、感動を共有できた喜びがこみ上げました。

まとめ

終演後、HさんとNさんを誘い、城下の居酒屋で祝杯をあげました。
NHKの番組で「世界一見つけにくいレストラン」として紹介されたというそのお店で、最高に美味しいビールと肉料理を堪能しました。

今回の合唱ツアーを区切りとして、私は合唱団の活動を無期限休止し、5年前から始めたヴァイオリンに集中するつもりです。

だからこそ、このツアーへの思いは格別でした。
良き仲間たちと素晴らしい観客に恵まれ、心に残るザルツブルクでの公演となりました


※ザルツァハ川の夜景



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