定年後 再雇用 僕が経験した現実と葛藤

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こんにちは。
こめまるです。

僕は、定年後2年弱再雇用で働きました。
そして62歳になる直前に退職しました。

現在、会社は法律で、
1、定年の廃止
2、定年の65歳までの延長
3、60歳定年の場合は、65歳までの雇用義務
を選択しなければなりません。

僕が勤めていた会社は、3番目でした。
現状は、3の会社が一番多いようです。

しかし、会社に雇用義務があるからと言って給料などの雇用条件は、ほぼ会社側の意向です。

その条件が厳しいもの、例えば給料は半分になる、週3日だけの勤務、閑職への異動など、条件を突き付けられ、嫌なら辞めてもいいよ、というスタンスです。

僕の場合、給料は2/3、業務内容そのまま継続という条件で、悪くないものでした。
ひと回り下の上司のもとで働くことになりましたが、気心がしれているので働きやすく、同僚たちとも楽しくやっていました。

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定年後の再雇用 辞めたいと思った出来事

再雇用で働きだして、このまま65歳までいてもいいかなと思ったこともありました。
しかし、そこには自由がないのです。一日の半分以上を会社と通勤で使う人生を40年近く繰り返していると、このまま年老いていくのが怖くなりました。

そんな時出会ったのが大江英樹氏の「定年楽園」という本でした。
大江氏の本を読んだ時、初めて起業という二文字が現れました。
大江氏自身も定年まで会社にいて、再雇用も経験し、その後起業して現在経済コンサルタントして活躍されています。

そんな折、僕の背中を押してくれたのが、恩師二人の死でした。
お二人とも70代前半で亡くなったのです。

その時、俺にもあと10年しかないのか!と思い、退職を決意しました。

人生最期の時、
1、65歳まで会社でお世話になって幸せだった。
2、定年後は大変だったけど好きなことが出来た

お前はどっちを選ぶのか、と考えた時2を選ぶことにしたのです。
また、うまくいかなくても65歳から年金が出るし、という安心感もありました。

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60才 過ぎると下山モードに

65歳から新しいことを始めてもいいのですが、60歳を過ぎての1年は、30代から40代の2年から3年に相当します。
つまりそのスピードで下山モードになるのです。

かなり下まで降りてからまた登るのはしんどい、それならまだ高いところでジダバタしてやろうという考えでした。
62歳と65歳では、たかが3年、されど3年で、働き盛りの10年に相当すると僕は考えています。

自分の経験からも40代から遅くても50代前半から衰えを実感するようになります。
でもそれは、20代から30代の時期の記憶はまだ鮮明だから、比べることが出来るのです。

ところが、大体50代後半から下山モードに入ると思います。下山も高い部分では急激です。
50代後半から60代前半の下山は、急激なイメージを僕は持っています。

だから、来年やろう、今度やろう、65歳になったらやろう、では遅いのです。
起業するなら、とりあえずやっちゃう。
しかもリスクのを極力小さくして。

僕は、横浜市港北区の税務署に行って、個人事業主として開業届を出しただけです。
起業に特別に掛かった費用はありません。

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まとめ

憲法で、働く権利が守られています。また働く義務も明記されています。
ある説によると、草案では働く権利の明記だけだったそうです。
ところが、あとで義務も付け加えられたそうです。

いらんことしてくれたものです。

その義務という言葉が、ブラック企業などの過重労働を強いる結果のなっているのではと僕などは思ってしまいます。

最後に、大江氏が起業を決めた、クロアチアに旅行に行って、そこの城壁に彫られてあったラテン語の言葉をご紹介します。

そこには、
『どんなに黄金積まれても決して自由を売り渡してはいけない』
と彫られてあったそうです。



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コメント

  1. まあちゃん より:

    「60歳を過ぎての1年は、30代から40代の2年から3年に相当します。」これは実感しますね。これでいいのだろうかと自問自答の日々かな。今まであまり感じなかった風の向きが次第に逆風になってきたようにも感じつつあります。定年再雇用のおっさんが居座っていること自体、私など事務方ですので余計に現業部門からすれば見方、取り方が変化に富んでいるようにも映ります。とは言え、起業するほどの才覚もないので、おとなしく働き方改革していくことが最適解かもしれません。貴殿の活躍を期待しています。

  2. 若句 より:

    私も再雇用組ですが再雇用の条件として”責任と権限はいただきたい”との申し出をしました。給与は1/3以下ですが、マネージャ業務を継続して行ってはいます。
    但し先が見えているため、会社の方向性に関しては口を出せない点に行き詰まりを感じてきたことと、新しい事業計画の道筋が付けられないことでそろそろ引き際かなと思ってきた今日この頃です。
    要するに遅かれ早かれ会社人生には終わりがあるということなので引き際を見誤らないようにしないといけないと思います。

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