定年について考えてみました。
必要な制度なのか?それとも要らない制度なのか?
僕の結論は、必要だということです。
理由は、物事には始まりと終わりがあるからです。
始まったはいいが、終わりがないというのは辛いことだと思うからです。
では、もう少し定年について考えたいと思います。
定年について考えてみた 始まりと終わり
定年前の僕は、定年まで働くというのが一つの目標でした。
野球が9イニングまで、サッカーが、前半後半合わせて90分。
物事には何でも始まりがあり、終わりがあるから、
定年があって当然だと思っていました。
また、使われる立場、雇われて働く身としては、
いつそれから解放されるのか、という指標にもなります。
個人的には、退職金が支給されるというのが大きかったです。
子供三人を私立の大学までやって、
貯金は全くなく、かなり厳しいやりくりをしていたので、
僕の場合は、定年=退職金が支給されるというのが大きかったです。
定年について考えてみた 苦役からの解放として
雇われる働き方をするサラリーマンにとって、
定年は必要と言うのが僕の持論です。
雇われる働き方、生き方は多かれ少なかれ、
苦役に感じる部分と不満は必ず付いて回ります。
サラリーマンなら、全く不満はなく
自分のやりたいように働いている人はいないでしょう。
そうなるとどこかにゴールを設定しないと
精神的に辛いだけだと思います。
僕は、定年と言う制度があるからそれまでどういう風に働くか、
そして定年後にはどんな働き方をするかを50代の前半から考えてきました。
野球で言うと7回、8回あたりと、
4回、5回までの戦い方と違うように、
サラリーマンも50歳までとそれ以降と働き方は変わる、
または変えざるを得ないのです。
そのために定年と言うゴールは必要です。
定年について考えてみた 問題は定年後
僕は、定年と言う制度は必要だと思いますが、問題は定年後です。
定年後再雇用で同じ企業で働きだしても、
ほぼ給料は2/3、1/2になります。
また、週3日程度の出勤しか出来ない場合もあります。
ここでも、雇われる側は弱い立場なのです。
定年後の働き方は、再雇用の場合、改善の余地は大いにありで、
企業側は、社員個人個人で大きく変えてよいと思います。
企業側は、必要な社員には、定年前と同じ条件を継続して良いと思うし、
あまり必要でない社員に対しては、厳しい条件を提示するなど、
フレキシブルな対応が必要です。
多分、中小企業では、そんな対応が普通に行われていると思います。
一方社員側は、会社にしがみつくのではなく、条件が厳しいなら、
蹴ってやるくらいの気概と事前の準備は必要です。
まとめ
僕は、10月1日から、再雇用2年目に入りました。
契約条件は更新され、給料は下がりました。
もともと個人事業主として、独立しようと考えていたので、
上司に期限を切って、さっさとやめると伝えると、
引き止められて、会社の切りの良いところまで残ってほしい、と言われました。
そこで、現在は、上司の意見に従う形です。
僕も結局は、最後まで日本のサラリーマンです。
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