こんにちは、
こめまるです。
僕もそうでしたからわかります。
定年の2~3年前までは、定年で会社辞めます、と公言していました。
しかも僕の場合は、準備もしていました。
まず、なんといっても36年も働いた会社に未練はありませんでした。
そして、雇われない働き方に憧れていました。
ところがですよ、なんと定年後はそのまま継続雇用で同じ会社で働いています。
そしてこの10月で2年目になりました。
あんなに嫌がっていたのになぜ、継続雇用の道を選んだのか考えてみます。
※継続雇用と再雇用という表現は同じ意味で使っています。
定年になってまでいたくない会社 結局は金
厚生労働省の「高年齢者の雇用状況」平成29年を資料で、60歳定年者の動向を見てみると、なんと84.1%もの人が継続雇用を選択しています。
継続雇用を選択しなかったのは、僅か15.8%にしか過ぎず、
なかには、どういう理由か分かりませんが、継続雇用を希望したのに継続雇用されなかったという人が0.2%いました。
よほど労使間で条件に開きがあったのでしょうか。
この数字が示すように、僕が所属する会社でも、継続雇用を希望しなかった社員を異端と見る雰囲気までありました。
同僚の女性は、そんな再雇用を選択しなかった人を揶揄するように言うので、僕は、「定年後は、働く自由も働かない自由もあるよ」と少し戒めるようにいったものです。
さて、定年前は、あれほど辞めると言っていた僕が、再雇用を選んだのは、一言お金です。
定年になってまでいたくない会社 損得勘定で選んだ再雇用
つまり会社に継続雇用の希望を伝え、会社から提示された条件が思ったより良かったのです。
会社から出された再雇用の条件が良かったのです。
具体的には、年収ベースでは定年前の約70%で、残業、休日出勤はなく、しかも同じ業務を継続できることでした。
ちなみにある調査によると、定年後の再雇用の年収は、約376万円ということですので、それよりも良かったのです。
多分60歳過ぎのおじさんが、アルバイトすれば、せいぜい時給1000円くらいで、最大でも週40時間で、月収15~16万というところでしょう。
多分、現在の再雇用の条件から見ても半分です。
定年になってまでいたくない会社 不安と不満のどちらを取るか
結局、不安を取るか、不満を取るかだと僕は思います。
65歳までのことだけ考えれば、多少の不満はあったても継続雇用または再雇用の道を選ぶでしょう。
長年勤めてきた会社ですから、不満はあっても不安は少ないでしょう。
一方、こんな会社辞めてやる!と飛び出して、新しいアルバイト先を見つけたり、起業したりすれば、特に自分のやりたことで起業した場合なんか、不安はいっぱいでしょうが、自分で選んだ道ですから不満はないはずです。
つまり不安と不満のどちらを我慢できるかだと思います。
まとめ
ゴロがいいからでしょうか、人生100年時代なんてメディアでは言っています。
僕自身冗談じゃない、と思うのですが、人生100年時代なんて来ない、せいぜい80年時代でしょう。
それでも定年から20年もあるのです。
会社人間として40年近く我慢をして働いてきたかも多いことでしょう。
だから再雇用は、65歳までなら不安は少ないですから、いいでしょうが、65歳以降のことを考えると、不安でいっぱいになります。
やはり、65歳からも働けること考えないといけないですね。
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