こんばんは、ともやんです。
僕は、今年9月4日で60才になりました。
つまり還暦ですね。
僕は、還暦を迎えた日、つまり60才の誕生日の日には、
職場で花束を頂きました。
サプライズでしたので、驚いたのと悪い気はしませんでした。
上司の計らいだったのですが、還暦のお祝いとしてお花というのは無難で、僕は素直に嬉しかったです。
還暦に赤いちゃんちゃんこって?
還暦のお祝いというと赤いちゃんちゃんこを思い浮かべる人は多いでしょう。
では、なぜ還暦になると赤いちゃんちゃんこを着るのでしょうか?
還暦のお祝いに赤いちゃんちゃんこを贈るという風習は、
中国(明)との貿易が盛んに行なわれた室町時代の末期頃から始まりました。
「還暦」とは、中国から日本に伝えられた「十干十二支」という暦(こよみ)が、60年周期で繰り返されることから、60年生きた人は暦が一巡して赤ちゃんに還ると考えられたことにちなんでいます。
当時は医学が発達しておらず、衛生環境や栄養状況も良くなくて、
新生児の死亡率はかなり高かったようです。
そこで赤ちゃんが生まれると「魔除けの色」と信じられていた赤色の産着やちゃんちゃんこを着せて、無事に育つよう祈るという習慣が定着していました。
だから、還暦を迎えた人も「生まれ変わり、新しい寿命を授かった」という意味を込め、いつまでも元気でいることを願って赤いちゃんちゃんこを羽織ってもらうようになりました。
今よりもずっと平均寿命が短かった当時では、
60才になって赤いものを羽織るということは、貴重なことでとても目出たいことだったと想像されます。
だから「誰もが最初は赤ちゃんであり、いつかは必ず老人になる。
大切に育てられ、大切に育ててきた」という思いをすべての世代の人と共有できる、お祝いに発展したのでしょう。
赤いちゃんちゃんこの風習はしだいに全国に広まり、江戸時代頃には全国的な慣習として根付いていたようです。
なるほど、室町時代末期というと16世紀後半ですから、もう400年以上続いている習慣ですね。
しかし、平均年齢が男性で80才、女性に至っては80代後半になった現代の日本において60才というと老け込む年齢ではありませんね。
いまの60才は、まだまだ10年は、現役で頑張れる年齢です。
まとめ
還暦の習慣として赤いちゃんちゃんこをお祝いとして贈ってきた歴史は分かりますが、いまどきの贈り物としてはそぐわないと思います。
贈られる方も戸惑ってしまいますし、中には俺はまだそんな年寄りではない、と怒りだす人がいるかもしれません。
ちゃんちゃんこにするのは止めて、せめて魔除けの色である赤い色を使った贈り物がいいと思います。
僕なら、赤いちゃんちゃんこを贈られたら返って悲しくなりますね。
だから、現代では赤いちゃんちゃんこという習慣から離れて、
会社の上司や同僚なら、日頃の感謝も込めて、お花や商品券などのほうがいいと思います。
僕なら絶対、ちゃんちゃんこは嫌ですし、かといって贈り物は嬉しいです。また家族なら、揃って一緒に食事行くなどの方がいいですね。
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