企業戦士の死

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おはようございます、
ともやんです。
還暦まで104日。

 

35年も会社員をやっていますと、途中で取引先や社員で亡くなった方が何人かいらっしゃいます。

 

亡くなった方の年齢は30代から上の人でも50代と働き盛りの方たちばかりでした。

 

どの方の死も衝撃的でしたが、中でも特に衝撃を受けたのは、
取引先のTさんが亡くなった時でした。

 

Tさんは優秀な方で、結婚してお子様にも恵まれ、30代半ばで海外赴任を命じられました。赴任先はヨーロッパの古都フランダースの犬で有名な
ベルギーのアントワープでした。

 

 

奥さんと幼いお子さんと3人でアントワープでの生活が始まりました。

数か月たって、現地報告も兼ねて日本に帰国しました。

 

社内での打ち合わせや取引先回りをして、翌日アントワープに戻るという前夜、同僚たちがしばしの別れと食事会をしてくれました。

 

その時のTさんは、楽しそうで特に変わったところはなかったそうです。
まさか同僚たちもこの会が永遠の別れになろうとは夢にも思っていなかったことでしょう。

 

帰国時のTさんは実家に寝泊まりしていたそうですが、翌朝、時間になっても起きてこないので、お母様が、起こしに行ったところ、すでに冷たくなっていたそうです。

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夫と父親の帰りを待ちわびていた奥様、お子様のショックは計り知れないものです。
実は、私はTさんと同い年だったのです。

そして2,3年後、Tさんの取引先の方とお会いしてもっと衝撃的な話を聴いてやりきれない気持ちになりました。

 

Tさんが亡くなってから1年後、なんと奥様がお子様を抱いて、電車に飛び込んだそうです。お子様は一命を取りとめましたが、奥様は亡くなったそうです。

 

僕は、それ以来Tさんとそのご家族のことを忘れることが出来ません。

そして自分が、定年間近まで生きてこられたことを本当に有難いことと
感謝しないと罰が当たります。

 

Tさん始め、一緒に働いた人たちの死を抱いて生き残った自分は、
その人たちの分も生き抜きたいと考える日々です。



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